ライター(大学ジャーナリスト)石渡嶺司のブログ


by reiji0
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再生可能な長岡大に足りないもの

 先週の新潟~山形講演の途中、長岡大を見学してきました。

 はっきり言いますと長岡大は定員割れに苦しんでいます。が、最悪だった時期は脱しつつあります。

 話を聞きますと、学生と教員の距離が近い、教員も熱心など結構いい点が多いのです。

 では、何が足りないのか。まずはこちらを。

 
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大学パンフレットの冒頭です。いわゆる,学長挨拶です。はっきり言って堅い。まあこれが国立大ならまあこういう体裁でもわからなくはないですが、地方私立大だと正直、他なんかあるだろう、と。

 で、別のパンフレットの真ん中がこれ。

 
b0013915_0115489.jpg


 ちょっと分かりにくいかもしれませんが、長岡のお祭りに学長が浴衣で練り歩いています。
 地元・長岡市民がどちらに好感を持つか、断然、後者でしょう。

 にも関わらず、堅い学長挨拶を持ってきてしまうのは、手厳しく言えばちょっと違うだろう、と。
 しかも、長岡大は学生に学長の似顔絵イラストを書かせました。

 
b0013915_0152625.jpg


 これも、大学パンフレットの大きい方ではなく、小さい方の、それも一番後ろです。
 こういう逸材がいるのに、なぜ、大きいパンフレットの冒頭でばーんと使わないのでしょうか、実にもったいない。

 まあ、読みやすくて面白い大学パンフレットなんて、ほとんどの大学でお目にかかったことがありません。ですから、長岡大が冒険せず、今までの堅い路線を選ぶ心境は分かります。

 が、当面の課題である、定員割れから脱却するには他大学と同じことをやっていてはどうしようもありません。

 まして、いいキャラクターの学長がいて、その似顔絵イラストを書ける学生もいるのですからそれを効果的に使わずにどうするのか、と。

 とまあ、小うるさいことを言いましたが、この長岡大、ちょっとした工夫次第では私は再生可能と信じています。

 これまで、定員割れ大学イコール全部ダメ、と思い込んでいたので、こういう大学もあるのだ、と認識を新たにしました。

 こう言っては何ですが、定員割れ大学は、教職員とも暗く、何をやってもダメ、という雰囲気が強すぎます。学生もどこか投げやりというか…。実際にそういう大学をいくつも見学しました。

 ただ、この長岡大、会った学生がたまたまだったかもしれませんがまあ明るい。熱心だし、教職員もそれに応えるべく頑張っている。何よりも学生と教職員の距離が近いのが実にいい、と思いました。

 こういう大学は今後に期待したいと思います。長岡大ネタ、もう1本続きます。
 
by reiji0 | 2010-05-30 00:28 | 日記