ライター(大学ジャーナリスト)石渡嶺司のブログ


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頂点と底辺、その間(その9)

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 前回の続き。b0013915_054025.jpg
 どうせ、開成なんて偏差値最高だけがとりえの受験バカばっかりでしょ。通学なんてあれだろ、親の送り迎えだろ…

 思いっきり偏見を持って行き、それが偏見であったことをここにご報告します。
 開成の展示は質量ともに都立A高校を圧倒していました。その質量は、偏差値差によるもの、と言えなくもありません。しかし、その差の決定打は心意気です。

 都立A高校は部外者である見学者一行に対して、

 なぜいるんだ、帰れ

 的な視線が強かったことは以前の記事の通りです。一方、開成はといえば

 どうにかして来場者に楽しんで行って欲しい

 という心意気を感じました。それは展示内容からも明らかです。写真は折り紙部(本当にあった)の展示。折り紙で作ったティラノザウルスです。こういうのを好きだからとは言え、手間隙かけて作るのは大したものです。
 この折り紙部、合格祈願亀という折り紙を見学に来た小学生や親子連れに渡しています。それがまた手間隙かかっているものです。私も欲しかったのですが、これから開成を受験するのも何だし(と言うか受けても落ちかねない…)、代わりに話を聞いてみました。

私「この亀、これまでどれぐらい折ったの?」
※公開二日間のうち、訪問したのは二日目の午後

生徒「600ぐらいですかねぇ…」

 この生徒は疲れた顔をしていましたが、そりゃそうでしょう。折り紙とは言え、600ですよ。でも、彼は疲れたからやめるわけでもなく、黙々と折っては小学生に渡しているのです。

 まだ中高生ですから、態度がぎこちないところがあったり、私(30過ぎのオッサン)から見て「もうちょっとうまく話そうよ」
 というところがあるのは都立A高校も開成も同じです。

 でも、一方は展示がろくになく、部外者に冷たい視線。一方は展示が山ほどあって部外者を生徒なりに楽しませようとする努力の跡が明らか。
 両方見た場合、どちらを上とするかはいうまでもありません。

※まだまだ続きます
by reiji0 | 2007-10-17 00:28 | 日記