ライター(大学ジャーナリスト)石渡嶺司のブログ


by reiji0
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

<   2007年 09月 ( 34 )   > この月の画像一覧

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

 前回の続き。
 底辺校というので、さぞ割れた窓・開かないドアを目にするだろうと思っていた一行。しかし、そのようなものはなく、代わりに見たものは張り紙でした。
 その張り紙の内容たるや、実に寒々しいものがあります。例えば、

 失敗という人生はない。失敗した人生があるだけだ

 などといった名言集です。
 こういう張り紙が校内のいたるところにあって、しかも都立校の中でも底辺クラスという状況、なかなかに寒々しいとは思いませんか?
 これを張った先生は、生徒に頑張って欲しいという思いから、これぞと思った名言集を張り紙にしたのでしょう。
 でも、「失敗した人生」はいくらなんでもねえ…。この張り紙を見たダメな生徒が

 よーし、頑張るぞ~

 と心を入れ替えるとは到底思えないのです。
by reiji0 | 2007-09-30 09:32 | 日記
にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

 先日、お伝えしました高等教育問題研究会(FMICS)で10月に講演をすることが決まりました。何のワナなんでしょうか、これは。

日 時:2007年10月27日(土)午後4時~7時
場 所:工学院大学・新宿キャンパス4階0477教室(教室の変更もあります)
テーマ:大学競争時代を活きるための原理原則を学ぶ/検証:大学・最高学府はバカだらけなのか否か
ゲスト:石渡 嶺司
主催者コメント(抜粋):光文社新書より大学論・学生論として『最高学府はバカだらけ』という刺激的なタイトルで、大学人に贈る辛口のエールをまとめられました。全国の大学を見て回られた確かなジャーナリストの眼の石渡さんと、大学を少しでも良くしたいと27年間頑張ってきたFMICS人たちとのガチンコディスカッションは大いに楽しみです。特に、お若い職員の方のご参加をお待ちしています。
【申込先】 高橋 真義(桜美林大学) mail2007(アットマーク)fmics.sakura.ne.jp
参加費:未定
※9月例会と同じだと会員1000円、学生500円、非会員1500円
※FMICSのサイトにはまだアップされていません

 「ガチンコディスカッション」というあたりがものすごく気になります。3時間のうち1時間を講演、残りをディスカッション・質疑応答と言われているので、これは推察するに、1時間は弁明させておいてから残りは参加者(大学教職員)総出でヤキイレをしよう、と。

 …。アマゾン・ブログ等の感想を見るとかなり怒っている大学教職員も多いようです(そりゃそうでしょう)。大学教職員の方にとっては、この石渡をボコボコにする、もとい論破する、あるいは論破されるのを見られる貴重な機会ですのでご参加をお待ちしております。

※会場は大学で完全にアウェイだ…。大学教職員はアホっぽいと考えている同志のご参加も是非。
by reiji0 | 2007-09-28 12:58 | 日記
にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

 まず訪問したのは都立A高校。底辺クラスのうちの一校と言われている高校です。なぜ、A高校という仮名かと言えば、ここは原則として非公開になっています。
 他校の生徒、もっとはっきり言えばヤンキーの出入りを恐れてのこと。しかし、このA高校は底辺クラスと言われながらも、習熟度別クラス編成などの学校改革で中退者数を三桁から一桁に激減させるなど効果を出している高校です。ならば、もっと宣伝するべきだと思うのですが、そうした積極的な姿勢がありません。

 では、なぜ私が見学できたかと言えば、私の友人が事前に見学を申込んだからです。彼に迷惑をかけるのは不本意であるため、仮名としました。本当は都立B高校は、公開しているのですが、ここだけ実名と言うのも変なのであわせて匿名としました(じゃあ、開成はなぜ実名なのかはスルーしてください…)。

 底辺クラスと言うのでさぞ荒れているだろうと思ったのですが、これは誤解でした。新築ではないのできれいとまでは言いません。それでも、窓ガラスが割れているですとか、ドアがガタガタになっている、ということはありませんでした。いかにテレビドラマなどが誇張しているかが分かります。
 え?新書のタイトル、思いっきり誇張しているお前が言うな?それは失礼しました(笑)。

 まず、同行者が受付で挨拶、住所・氏名を名簿に書き、パンフレットを受け取ります。

教員「ではあとはご自由にどうぞ」

 これはちょっと意外でした。外部非公開にしているのであれば、案内役(と言う名の監視役)が付くか、あるいは校長・教頭あたりが出てきて

「我が校はいかにすぐれているか」

 という大演説を聞かされながら回るか、その辺を覚悟していたのです。付言しますと、私の友人も某マスコミに勤務、申込時には社名を名乗っています。
 いや、別に案内役や校長・教頭が出てくることを期待していたわけではありません。正直、うるさく感じることの方が多いですし、自由に回れるのは大歓迎です。
 ただ、非公開にしている団体、例えば企業ですと、必ず案内役が付きます。その団体(企業)にしてみれば、勝手にうろうろされて勝手なことを書かれてはたまらない、という理屈ですね。
 しかし、この都立A高校はそうではなかったので意外に感じた、という次第。

 というわけで勝手に回った一行は割れた窓・開かないドアを目にすることはありませんでした。代わりに壁にある特徴を見つけたのです。

※というあたりで次回へ
by reiji0 | 2007-09-28 12:39 | 日記
にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

 ブックストア談浜松町店のランキング情報が入ってきました。新書ランキングで17位

 佐藤優に勝てる日が来るとは思わなかった…。

 それともう一点、今週土曜日の高等教育問題研究会(工学院大新宿キャンパス16時~18時30分)にて、主催される高橋真義教授のご厚意により、頒布することとなりました。価格は未定ですが、若干安めにする予定です。
 ゲスト役は読売新聞記者の松本美奈さん。大学関連記事をご担当されているとのことで、テーマは「検証 マスコミが大学を観る眼を知る」。
 大学教職員、特に広報担当の方は話を聞いて損はありません。確か、当日参加もOKのはずです。
by reiji0 | 2007-09-27 10:42 | 日記
にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

 秋と言えば、文化祭のシーズン。そこで、高校の文化祭をいくつか回ったのでそのルポを。行ったのは以下の三校です。

●開成中・高 

言わずと知れた超進学校。2007年の東大合格者数は190人。数の多さはわざわざ前期・後期・現役・浪人を分けて表示するほど。

●都立A高校
 下町の高校で、最低ランク高校の一校。大学進学者は全体の三割。専門学校・就職がそれぞれ三割強で残りは未定。
 大学合格者は9割が推薦・AO入試による。トップは東北の国立大(AO入試)。帝京・東京国際・尚美学園などのクラスが多い。

●都立B高校
 都立高のランクとしては中堅。大学進学者は全体の五割。専門学校・未定がそれぞれ二割強、残りは就職。
 大学合格者は6~7割が推薦・AO入試による。トップは埼玉・慶応など(もちろん1人)。東洋・大東文化などのクラスが多い。

 いわば、頂点と底辺、その中間の高校を見てきた、という次第。さてその実態はどうだったか、というあたりで次回へ。

※この話、しばらく続きます
by reiji0 | 2007-09-27 10:11 | 日記
にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

 紀伊國屋新宿本店での扱いが格段に良くなっていた『最高学府はバカだらけ』の著者、石渡です。本日、発売12日目にして

三刷りが決まりました。


 増刷は1万部、これで累計3.2万部となりました。大阪屋のデータも23位(先週22位)と無名さの割には好位置をキープしています。あとは3週間後に、次の新刊が出てしまいますので書店様がどこまで残してくれるかにかかっています。
by reiji0 | 2007-09-26 20:38 | 日記
にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

 大学関係者の方からの感想ご紹介をもう1回。前回ご紹介した芸大系の先生方もそうなんですが、意外と好意的なご感想をいただいております。四方八方から抗議文・抗議メールの嵐になるのでは、と覚悟の上でしたのでこれは意外でした。
 帯広畜産大の小池正徳教授は同時期に出た『大学の教育力』(ちくま新書)と比較されています。

 おそらく、金子先生の著作に共感を持たれた大学関係者には「なんてくだらない本なんだ!」と思われるかもしれないが、よっぽどこちらの著作のほうが大学教育の現場や実情をわかりやすく説明していると感じた。

 …。『大学の教育力』の著者は金子元久教授。東京大教育学部長という偉い方です。その方の本と比較して、「わかりやすく」というご感想はライター冥利につきます。32年間生きていて良かっ(嗚咽)。

 名古屋市立大看護学部の小笠原昭彦教授大学事務職員発「キャリコンNobeeの愛をさけぶ」様からはそれぞれ

「大学人、一読あれ」「大学教職員は、必読かもしれません」

とご紹介いただきました。ありがとうございます。

 そして、大学関係者の間ではもっとも有名なブログ、「大学プロデューサーズ・ノート」のマイスター様。実はこの方のブログを私は愛読しておりまして、本文ならびにあとがきと参考文献にも登場しています(事前にお断りしたのは言うまでもありません)。

「この本を読んで気分を害されたり、ショックを受けたり、学内の人間関係が荒れてしまったりしても、マイスターは責任を負えません」

 わはは。一冊の本で荒れるかなあ?しかし、投稿記事全体としてはかなり好意的にご紹介いただき感謝しております。
 でも、あれですね。仮に批判的な感想であっても、ブログであれメールであれ、いただけるのであればまだいいのですが、特にないというのは怖いですね。
 うっかり、「はじめに」で、大学関係者に対して「殺意を覚えることもたまにある」と書いてしまいましたが、今は大学関係者から殺意を持たれているのかもしれません。

 そんな私が、この土曜日に大学関係者の集まりに行くことになりました。桜美林大・高橋真義教授が主催されている、高等教育問題研究会(FMICS)の9月例会です。
 当日は講演者ではなく、一参加者として後ろの方で小さくなっているはず、です。しかし、たとえて言うなら、イスラム原理主義者の集会に行くキリスト教信者か無神論者のような気分です。飛んで火にいる夏の虫?いえいえ、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ですよ。
by reiji0 | 2007-09-25 22:38 | 日記
にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

 『最高学府はバカだらけ』、好調です。ランキング情報がまた入ってきました。

 文教堂チェーン(新書・週間)…38位

 戸田書店呉服町店(静岡県)新書ランキング…8位/総合は149位

 一桁順位はこの戸田書店呉服町店が初めてです。実は偶然見つけたランキングでしたが、静岡県庁・静岡市役所に近いお店のようです。
 静岡県の大学情報もちょっと悩んだところなんですよね。今、思えば静岡県立大は出しても良かったかな…(しかも、原稿執筆中にわざわざ見学に行ったのに)。

 ランキングでこれほど上位に来るのは著者にとっては望外の喜びです。何しろ、光文社新書の同時刊行・四冊の中では、当初、書店の扱いではどう見ても三ないし、四番手扱い。
 『下流社会 第2章』『「カラマーゾフの兄弟」の続編を空想する』の2冊が巨人すぎるという事情があるにせよ、
 一方は10面展開、そして私の方は1面か良くて2面程度。発売日当日、この差を見て

 初版止まりかも

 と顔面蒼白になりました(それで、自分買いしたのはお約束です)。

 それが発売から10日でここまで好成績とは、本当に感謝する他ありません。アマゾンにもすでにレビューが5つ入り、内容はともかく(「スポーツ新聞でも買った方がまし」と書いた方は小一時間問い詰めたい)、紹介してくれたことにお礼を申し上げます。

 どうか、この好成績ぶりが続きますように。
 
by reiji0 | 2007-09-25 21:22 | 日記
にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

 前回の続き。
 新書という形態についても私は同様と考えています。今回、刊行した『最高学府はバカだらけ』はおかげ様で売れています。しかし、もしハードカバーが全盛だった時代に出していればどうでしょうか。定価は新書の倍はします。部数は同じだと手元に入る印税は倍になります。

 本当にそうかあ?

 まず、時計の針が戻らない以上は「昔は良かった」論は無意味というものです。嘆くことによって部数が伸びるならいくらでもしますが、まあ無駄でしょう。
 つまり、「本が読まれなくなってきている」という事実を無視して、ハードカバーのみを売ろうとするのは、一般読者を無視した暴論になりつつあるのではないでしょうか。

 ハードカバーに比べ、新書は確かに価格は半額です。しかし、持ちやすさや手頃な価格を考えると読者の広がりはハードカバーよりも広いと言えます。書籍の内容によっては倍の読者を獲得できるかもしれません。
 もちろん、ハードカバーの方が適した本もあるでしょう。しかし、少なくとも新書という形態を認めないのは、いかがなものかな、と。

 同じように大学業界でも「昔は良かった」論にしがみつく方が多いような気がします。しかし、よくも悪くも(あるいは「悪くも悪くも」)、時代は変わってしまいました。となれば、その時代に合わせていくのが生き残りの方法の一つであると思います。
 もちろん、時代に無理に合わせないのも一法でしょう。しかし、それでも時代が変わったことを前提にして考えないと今後の生き残りは難しいような気がします。
 
 
 
 
 
by reiji0 | 2007-09-24 23:13 | 日記
にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

 紀伊國屋書店チェーンの新書ランキング、今週は18位まで上がりました。先週は45位でしたので大幅上昇です。お買い求めいただいた方、ありがとうございました~。

 同時刊行の『下流社会 第2章』は7位、『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』は46位でした。
by reiji0 | 2007-09-24 09:19 | 日記