ライター(大学ジャーナリスト)石渡嶺司のブログ


by reiji0
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5月講演のお知らせ

●桜美林大
5月16日(水)17時~18時30分
場所:桜美林大学・学而館ラウンジ
タイトル:新入生応援プロジェクト
…新入生の大学生活の悩みなどを先輩学生と私がお答えします。コーヒーも出るそうです。

●関大タイムス・関西大学生協
5月21日(月)17時~18時30分
場所:関西大学千里山キャンパス凛風館3階・大学生協会議室
タイトル:『大学の思い出は就活です〈苦笑〉』にならないための大学生活の過し方
講演者:石渡嶺司・浜村寿紀
…次に紹介する関学生協講演と内容はほぼ同じ。共演者は去年から一緒に講演する機会が多い浜村さんです。中身は大学生活ネタ。主催は関大タイムスという学内サークル。関西大生協さんは協賛という形になっています。
 関学講演と同様、「大学から社会人まで苦笑されずに済む文章の書き方・小ネタ集」を参加者特典としてプレゼント。

●関西学院大生協
5月22日(火)17時~18時30分
場所:関学会館・翼の間
タイトル:『大学の思い出は就活です〈苦笑〉』にならないための大学生活の過し方
講演者:石渡嶺司・浜村寿紀
…この時期、しかも大学1、2年生が本当に集まります?としぶる生協ご担当者を説得しての開催。
 関学会館・翼の間は普段、学生が立ち入らない場所らしく、分かりづらいので当日はご注意ください。
 関大講演と同様、参加者特典として「大学から社会人まで苦笑されずに済む文章の書き方・小ネタ集」をプレゼント。
 関学生協さんのサイトには「小冊子」となっていますが、要するにA4のプリントです(苦笑)。ただし。10ネタ以上、文字数は最低でも1万字は軽く超えます。すでに2ネタ(あ、間に合うかな…)で5000字超えているし。

●紀伊國屋書店新宿南店
5月25日(金)18時30分~20時
場所:紀伊國屋書店新宿南店3階ふらっとすぽっと
タイトル:『アホ大学のバカ学生』ライブトーク(仮)
講演者:石渡嶺司・山内太地
※後日、ユーチューブで閲覧可能
…『アホ大学のバカ学生』共著者・山内太地と一緒に大学・学生事情をあれこれと話します。

 いずれも、入場無料。事前予約なしでも他大生・社会人でも入場できます。ご参加お待ちしております~。
by reiji0 | 2012-05-07 14:28 | 日記

 ぼちぼち講演と『最辛大学ガイド』の宣伝など、と思っていたらこちらの方が面白いので。

 私の知人のそのまた知人(つまり他人とも言う・笑)である佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長はアイデアマンとしても有名です。直接、面識があるわけではないのですが『首長パンチ』(講談社)は公務員志望の大学生・高校生に読んでほしい良書。

 この樋渡市長がCCC(ツタヤ経営)と提携し新図書館構想を発表しました。
 共同通信記事はこちら


 発表の際、ユーストで樋渡市長が
「貸出情報は個人情報には当たらないというのは僕の持論」
 とコメント。
 これがもとで個人情報の軽視か、と樋渡市長のツイッターアカウントは炎上しました。

 主な批判は次の通り。
●個人情報の軽視もはなはだしい
●「図書館の自由に関する宣言」を軽視している
●公共機関を民間企業に任せていいのか
●結局、予算を削減したいだけ
●やり方が独裁的

 ま、大体、このあたり。ここでCCCとの提携構想の是非についてはおくとします。
 私は面白い発想だと思いますし、前例のないことですから、やってみなきゃ分からないわけで。

 興味深いなあと思い、かつ、学生さんにも色々と調べたうえで自分のキャリアに生かしてほしいと思う切り口がいくつかあります。

1)法律論
 ネットで一番炎上している個人情報保護の問題ですね。樋渡市長のブログをよく読むと軽視していないことが明らかです。
 「図書館の自由に関する発言」の「第3 図書館は利用者の秘密を守る」を厳密に適用するとひっかかりそうです。が、こちらの最新の改訂は1979年。30年以上前の解釈が現代も通じるのか、というのもツッコミどころ。
 公共図書館がこの宣言をゆるく解釈する程度でいいのか、それとも厳密に適用しなければならないのか、というのも切り口としては面白いですね。
 司法業界や公務員志望の学生は法学部の先生に質問するといいでしょう。

2)行政論
 これもネットで炎上している批判の一つ、「予算削減」がポイント。どこの自治体も税金の運用は適格にしたいと考えていますし、ムダ遣いが許されないのは誰もが納得するところ。
 予算削減はサービス低下につながることが多々あります。一方、予算削減・サービス向上につながった例もあるはず。では、その例は何か、というのが公務員志望者なら気になりません?日本だけでなく海外の事例も含めれば、結構ありそうな気がします。
 指定管理者制度でCCCを指定管理者にしようとしているところも興味深いですね。民間の活力を導入使用して始まった指定管理者制度は結局、自治体の外郭団体しか応募できない事例が多数を占めています。これも何がまずくて、うまくいっている(おそらく少数)事例はどこか、など調べていくと面白いでしょう。

3)ネット論
 ようやく本題にたどりついた(笑)。
 樋渡市長の一部のコメントだけでツイッターアカウントが炎上。さらにブログの
「もうTwitterは議論する場じゃ無いよね。2ちゃんねる化してる。その点Facebookはやはりまともでしたね。やっぱり、実名が一番」
 とのコメントにも批判が殺到。

●「日本ツイッター学会長」を名乗る人が、「Twitterは議論を深めるには適してない」との発言はおかしい

 なんか、こういう批判が出ること自体が私は「2ちゃんねる化」だなあと思うわけです。
 学会を名乗ったからと言って、批判コメントがダメ、一方的な賛美のみ許されるなんて誰が決めたのでしょうか。
 学会内でテーマそのものへの批判論さえ許されないのであれば、それこそテーマそのものへの冒とくというものでしょう。テーマそのものへの批判論を徹底的に封じこめた原子力工学関連の学会が結果として福島原子力発電事故の前ではただただ無力だったことを多くの人は知っているはずです。

 私はツイッターだけでなく、フェイスブックでも議論はことごとく敬遠するようにしています。自分にとってはあくまでもゆるーくつながるツール。それと仕事と関係あるなしに関わらず面白そうと思えばそこから人間関係を広げるためのツールでもあります。
 なので、批判コメントに対しては「貴重なご意見ありがとうございます」。議論ふっかけ気味のコメントに対しては「そうですね」「参考にします」などで強制終了。ええ、誠実さのかけらもございません(笑)、だって面倒だし。
 なので、樋渡市長や私の相方・山内太地などがSNSで議論をしているのを見ると、すげー、絶対俺には真似できねーと思うわけです。

 議論自体が嫌いというわけではありません。むしろ好き。それと一時、SNSでも議論可能と思っていた時期がありました。
 それが今はSNSでの議論をことごとく敬遠しているか、というと、同じレベルかどうか、というのがSNSでは不明瞭だからです。私からすれば実名のフェイスブックでも同じ。

 例えば、
「地域振興のための大学誘致をしたい」
 との議論が出てきたとしましょう。樋渡市長はそんなこと言いそうにないですが、まあ仮に、です。
 これが直接会っての議論なら、地域振興を名目にした大学誘致がことごとく失敗している前例を知っているかどうか、などがちょっと話せばすぐ分かります。あるいは、こちらが知らない情報、例えば自治体の都合などを開陳してくれるかもしれません。
 会えばいくらでも話が弾むでしょう。それがSNSだと私は正直、期待できないのです。

 というわけで今後もSNSはどう言われようと、私はゆるーく使っていく所存です。
 あ、ネット論としては、このSNSの使い方なども調べていくと面白いかな、と。
by reiji0 | 2012-05-07 10:22 | 日記
 『大学の思い出は就活です(苦笑)』の発売前後から20以上の生協を訪問した石渡です。
 多少効果あったのか、アマゾンでの絶不調とは裏腹に生協では好調のようです。
 こういう話をすると「なんでそこまでするの?」と言われます。私からすればやって当たり前なんですが、だんだんと「印税生活」への誤解が根底にあると分かってきました。

 印税生活、というと
「印税が入って笑いが止まらない」
 というイメージを多くの方はお持ちです。

 が、これはある部分だけしか見ていないわけで。私の見たところ、「印税生活」には4パターンほどあります。

パターン1:出した本の複数冊が10万部越え。印税だけでも十分な年収が確保できる。
パターン2:出した本は初版止まりがほとんど。印税はお小遣い程度にしかならない。が、本業が他にあって、商業出版は、箔付けになる。
パターン3:出した本の複数冊は2万部を越えるが、10万部越えはゼロか数冊程度。本業が他になく、印税が収入の相当割合を占める。
パターン4:出した本は初版止まり、かつ、刊行点数が少ない。印税はお小遣い程度。本業を雑誌記事など他に置いており、生活はどうにかなる。

 パターン1は、有名な小説家やノンフィクションの世界だと過去にヒット作を出した方、例えば山田真哉さん、城繁幸さんなどが有名なところ。
 このパターンまで昇華すると、著作が本業でも結構、裕福な生活を送れます。テレビ・ラジオもレギュラー出演の話は来るでしょうし、自治体・企業主催の講演も結構来るでしょう。講演料もまあ二桁越え、雑誌連載も途切れることなく、書籍企画もちょこちょこ来ます。
 さらに昇華すると、森永卓郎さんのようにテレビに出ずっぱりになるか、猪瀬直樹さんのように政治家に転身するか、など、パターンは色々ですがそこはまあ置いておきます。

 パターン2はコンサルタントなどに多いですね。
 出しては外すの繰り返しで売れず、粗製濫造と批判されてもどこ吹く風。本業が他にあるので、印税がそれほど多くなくても生活には影響がありません。

 パターン4は新人ライターによくあるパターンです。当初の意気込みに反して本は案外売れない、だけど雑誌記事執筆がメインでそちらの原稿料が収入の大半を占めています。大変ではありますが、印税は基本あてにしていない、という点ではまあパターン2と同じで気楽です(そうでない人もいるだろうけど)。

 問題はパターン3。これ、私が当てはまります。ヒット作があって、そこそこ出版企画が来たり、こちらが持ち込んでも門前払いということはなく、毎年何冊かは出せる、だから雑誌記事はメインにはしづらい、という状態。
 これ、事情を知らない人からすれば
「著作がいっぱいあっていいですね~」
 まあ出版の機会に恵まれているという点ではありがたいです。が、収入という点では相当きついです。
 1冊書き上げるのに最低4か月として、初版1万部・定価800円・印税率10%だと80万円。月20万だと牛丼屋とかコンビニでフルに働けばいい勝負ですよね?
 しかも、コンビニだと交通費とか制服などの経費は雇用者持ちですが、書き手の場合、交通費も経費も完全に自己負担。それは税務申告のとき経費として落とせるじゃないか、という反論もあるのでそれを差し引いても牛丼屋・コンビニバイトと同レベルですよ?
 もちろん、出した本が当たれば、「倍率ドン!さらに倍」(元ネタはクイズダービーとか説明しても古すぎるか…)てなもんで、収入は一気に増えます。先ほどの計算で増刷1万部なら、印税は累計160万円。おお、月あたり40万円。
 ところが、そうそううまく行かないのが出版業界。
私の場合は以下の通り。

●大当たり
『就活のバカヤロー』(2008年)…累計12万部(共著)
●中当たり
『15歳からの大学選び』(2004年)…累計2.6万部
『最高学府はバカだらけ』(2007年)…累計5.5万部
『アホ大学のバカ学生』(2012年)…累計4.5万部(共著)
●小当たり
『15歳からの大学選び トレンド業種志望編』(2005年)…累計1.4万部(共著)
『転職は1億円損をする』(2008年)…累計1.35万部
●増刷なしもほぼ完売
『時間と学費をムダにしない大学選び』(2008年)…1.5万部
『進路図鑑2010』(2009年)…2万部
『時間と学費をムダにしない大学選び2011』(2010年)…1.5万部
『時間と学費をムダにしない大学選び2012』(2011年)…1.5万部
●外れ
『学費と就職で選ぶ大学案内』(2003年)…0.6万部
『強い就活』(2009年)…2.3万部
『ヤバイ就活』(2009年)…1万部
『就活のバカタレ!』(2010年)…1万部
『就活のしきたり』(2010年)1.2万部
●刊行2か月以内
『大学の思い出は就活です(苦笑)』…初版1.2万部
『最辛大学ガイド2013』…初版1.5万部

 刊行2か月以内の2冊は別として、増刷した本を「勝ち」、増刷なし・ほぼ完売を「引き分け」、売り上げ不調を「負け」とした場合、私は6勝5敗4分けとなります。うーん、微妙(笑)。
 おそらく、私が出版企画の話を持っていけば一度は話を聞いてくれる出版社がほとんどでしょう。で、ある程度は通ると思います。現に今年秋~来年春ごろ刊行の話、すでにもう動いていますし。
 出版の話が通る、ということはその分だけ雑誌記事をメインに、という話から遠ざかります。それでいて、出した本が売れないとコンビニ並み。もうお分かりですね?私が今いるポジション「パターン3」は「印税はお小遣い程度」で十分のパターン2・4でもなく、「印税がたくさん入ってくる」のパターン1でもありません。文字通り「印税で生活している」、言い直せば「印税が入らないと生活が成り立たない」状態なのです。
 そういう状態であれば、本を売ることに熱心になって当たり前です。特に、3月刊の『大学の思い出は就活です(苦笑)』は、私がい事前に懸念した通り、就活本と誤解されています。大学生活本ですから、と訴えるためには直接行くしかないわけで。
 ちなみに、講演はパターン1に入れば企業・業界団体・自治体主催のものがどんどん来て、いい金額、ぶっちゃけると2ケタもらえます。が、私の場合、本の販促とセットなので交通費程度。学生主催だとタダです(それでもいいと光文社新書・ちくま新書に明記しましたし)。
 さすがに詳しい金額は控えますが、そんなわけで、ライターになって以降の年収は『就活のバカヤロー』バブルに沸いた(笑)、2008年を別とすれば同年代サラリーマンといい勝負、下手すれば負け、というあたりです。
 ときどき「印税がたくさん入って笑いが止まらないでしょう」と言われますが、あのそこまでではないですよ、という備忘録として今回は書いてみました。

 高校の同窓会でもよく言われるのですが、そういうときは

「同窓会には顔を出せるほど稼いでいるし、借金を申し込むほどにはひどくない。だけど、『よっしゃ今日は俺のおごりだ』と言い切れるほどには儲かっていない」

 と答えると大体は納得してくれます。

 あー、だけど、うちの高校の同窓会、ラグビー部・柔道部出身者がやたら多いせいか、よく飲むんですよね。この間なんか、午後3時からスタートで4次会は深夜3時くらいまでって、お前ら12時間も飲み続けてどうするよレベル。
 アルコールに弱い私はビール1杯、ウーロン茶3杯につまみちょっと食べて8000円って何の罰ゲームですか状態。

業務連絡:北嶺高校同窓会関係者の皆様へ
石渡嶺司は同窓会があれば顔を出せるほどには稼いでいますが2次会以降に参加し続けるほどには儲かっていません。ついでに体力もないのでご勘弁を。
by reiji0 | 2012-05-01 00:38 | 日記